くうとミルの思い出

写真の拡大方法
写真をクリックすると。拡大表示します。ページに複数の写真があるときは写真の左右にセレクタが表示されます。写真外などをクリックすると拡大表示が終わります

ありがとう、君たち

僧帽弁閉鎖不全症

持病

くうは、目やにがひどく皮膚も脂性なので、大嫌いなお風呂を何とか楽しんでもらおうと努力してようやく、二人とも、どこかに隠れて決して出てこようとしないのを、大きな声で呼ぶと、まるでドナドナの子牛のように悲しそうな眼をして風呂場について来る程度にはなりました。

ミルの方は、いたって健康そのもので、結構前から小さい犬に多い病気だが、心臓の僧帽弁閉鎖不全症とかいう病気の可能性があると言われましたが、単に可能性としか考えていませんでした。
2018年頃でしょうか、いつものように、いやいや行った動物病院でいつものように優しく心音を聞いてきた獣医さんが、詳しく調べてみましょうといって、奥の超音波測定器などを使って詳しく調べましょうといわれて可能性は言われていたのですぐ調べてもらいました。
かなり長い時間を掛けて調べてもらった結果、心臓の病気だということと、今後の病気の影響と治療方法を詳しく説明していただきました。
小さな犬にとって厄介な病気であることは十分理解できました。
人間でも赤ちゃんは、少し大きくなるのを待って手術した方が良い疾患もあるので、それよりも小さいワンコの弁膜の手術が危険で大変な手術だというのもよくわかります(年々技術は進歩していくでしょうけど)。

手術は設備の整った別の病院でしなければいけないこと、手術は早い方が良いがそれで死期を早める可能性があることから、避妊手術は、した方が却ってワンコの寿命が長くなるだろうからと、手慣れた手術であることから、二人そろって同時にやってもらいましたが、ヨーキーで当たり前にように行われていたシッポを切る手術は、それで亡くなる子犬も0ではないと言われ、切らなかったおかげで、可愛いシッポの気持ちの恩恵を受けてきたので、手術なしで薬を中心に治療することにしました。
その後、一年以上生き抜いて、具合が悪くなってからは、できるだけ苦しまないことをお願いししました。

その後、いろんな人から、小さなワンコとしては寿命だからいい方だよと慰めていただきましたが、正直、いまだに良い選択をして上げられたのかは自信ありません。

ミルたちのいる部屋には、外からでも様子がわかるように音声通信付き上書録画ができる監視カメラが付けていてこれは、亡くなる前日のシーンです。
いつものようにパパの膝の上がお気に入りの場所です


くうのお気に入りの場所は、左側のクローゼットの中か、右側の陽の当た窓際です。
ミルはこの翌日のお昼ごろくうのお気に入りの場所で冷たくなっていました。
昨日はいつもより元気が良く、朝方も、パパの顔をしきりになめたり嘗めたり、元気が良かったので、そのまま眠って起きたらミルが窓際で亡くなっていたのを発見した時は、全く信じられませんでした。

最後の力をふり絞って挨拶してくれたのでしょう。
パパの膝の上でなく窓際だったのは、昼間はくうがそこにいたのできっと最後にくうにあいさつしたのでしょう,

ビデオのテープ(SD)は前日に交換していて上の写真がSD交換前の最後のシーンです。ミルが亡くなってからは、カメラもほったらかしで気が付いたときには、亡くなった当日の録画は上書きされて消えていました。
眠っているように安らかな表情だったのは幸いです。

2020年3月12日永眠
ありがとうミル
撮影日:
2020年03月20日(金)
くうも、最初はミルがいなくなったことが理解できたのかわからなかったのかは判別できませんが、くうまで元気を無くさないように、抱っこしてでもお散歩をさせるようにしました。
その甲斐があったのか、うちに帰ると語彙期限そうなくう(なぜかミルたんにいつもより似ている)
実は、くうの方が目やにがひどく、お風呂も嫌いなので、普段はmなかなかきれいに取れず、また脂性で皮膚の表面にいぼができやすく、後ろ足には、大きなこぶのような腫物ができていて、本人が痛がっていないので放っているなど(手術をするのはカミさんが絶対反対なので=ま、確かにくうの心臓が飛び出るかもしれない)健康には不安だったので、ミルが亡くなった今、くうにはもっと長生きしてもらわないと困ると、お風呂作戦を強化しました。

お風呂は、テレビのワンコのシャンプーがうまい芸能人の洗い方を見習って、お湯はかけずに柔らかくタオルで拭くようにし、カットも、カミさんと協力して、だましだまし少しずつストレスが掛からないように日にちを掛けて切っていってお風呂の時間も短く簡単に済むようになりました。
それにも関わらず、くうの機嫌は、だんだん悪くなって、膝の上にもあまり乗らず、昼は窓際、夜はクローゼットのなかからあまり動こうとしないようになりました。
食い意地の張ったくうにも関わらず、食事を余り取らなくなり、ワンチュールも喜んで食べたのは最初のうちだけで、何とか食べてもらうために缶詰も何種類か勝って、お湯で温めて何とか食べてもらうように工夫しました。
部屋のビデオを見ると、散歩はあまり喜ばなくなっても、結構部屋から外へ出たがってますから
撮影日:
2020年3月22日(日)
最初のうちは、結構自分でも歩きましたが
撮影日:
2020年11月16日(月)
11月には自分で歩くことは、ほぼなくなりました(ずっと抱っこで散歩)
でも外に出るのは好きみたい
撮影日:
2020年11月19日(木)
亡くなる10数日前の写真。
食い時の張ったヨーキーの面影はダックスじみた長い体系だけで、すっかり痩せてしまっている。
この場所は、ミルたち子供たちも赤ちゃんのころからお気に入りの場所
ミルが亡くなって、くうは、子供の時にうちに来た時のように、滅茶苦茶甘えてもらえたかったけど、そうはならなかった。
むしろ、ミルがいないことをいぶかしんで、責められているような気もする。
なんであれ、くうはミルが大好きだったのは間違いない。
そして、記録によれば2020年12月1日の夜20時43分。
結構元気に見えるのに(よたよたはしてるけど)この時を最後に目を開けたくうに合うことは叶わなくなった。

最後に膝の上で看取ってあげたかったのに、ひとりで静かに息を引き取ったようだ。
その姿は、ミルと同じで幸せそうに眠っているように見えた。
に部屋を掃除した時を最後に姿を見せないので(すでに、ご飯だからと言ってぴゅーっと現れ出でることはなくなっていた)クローゼットの中を探すと静かに横たわっていた。
前日は、いつもより元気に見えたので、安心して好きそうな缶詰やワンチュール、おやつを正月分まで買って来ていたのに、ミルと同じで突然だった。
2020年12月2日永眠
頑張ったね、ありがとうくう


その後

ペットロス

ミルもくうたちは我が家にとっても、手間はかかって、複雑な話は通じないが、気持ちが通じ合う大事な家族の一員だったが、亡くなると寂しさはたまらない。
特に、一緒に年を越せるつもりだった、くうが突然亡くなると、もう二度とペットは飼いたくない、もしくは飼えないという思いが募った。
彼らは、人間によって自立できないように育てられているのに、年を取ると最後まで面倒を見られるとは限らない。

娘たちが、このままでは惚けてしまうと危機感を持ったのかどうだか、なぜか新しいペットをどうするか聞いて来る。
くうやミルほど相性の合うペットはいないだろうと答えたが、保護犬譲渡会でも年齢制限があるくらいである。
しかし、いざとなれば自分たちで面倒見るとカミさんにいっているらしい。

近所を散歩していて、男性のご老人二人で行儀の良いワンコを連れていいるひとのひとりが飼い主じゃないけどこいつがくたばったらおれが面倒見るんだ、こんなの放っておけるわけがない と言っているのを聞いて、なるほど、みんなに好かれているワンコなら、誰かが喜んで面倒を見てくれることも十分あり得る。

久しぶりに寄ったペットショップで、最初に目を合わせた時からこちらが出口に向かうときもじっとこちらを見ているワンコがいた。
まだ飼うつもりにはなれなかったので見ただけだが、ミックスの男の子で、くうを飼う前に探していた時にいつもずっとこっちを見ていたダックスを思い出した。 昔、ミニチュアダックスフンドであった、相性の良さである。(くうの紹介記事参照(別窓になる)
やはり相性というものはあるようでなぜかあったときから気の合う人間がいるようにわんにゃんでもお互い惹かれる場合が間違いなくある。

残念ながら、うちは、カミさんがシェルティーのやんちゃな男の子を自分が長期海外出張中に扱いきれなくて里親に出したトラウマから、男の子はNGで、また喘息持ちのため、抜けが多いのもNG。

とはいえ、この子は男の子でも、十分おとなしいかもしれないし、チワワ系のミックスとはいっても抜け毛が多いとは限らない。それにミックスは人間のあいのこと同じで、良とこ取りの優秀な子が多い気がする。
この子にどうしても気がひかれるので、くうのときと同じように他にうちにピッタリな子がいるかも知れないとペットショップ周りを計画した。
最後はこの子のいたペットショップである。

最初の大型ショッピングセンター内のペットショップは、人も多く、ワンコも多かったが、突かれているのか、こちらを見てくれるワンコはいなかった。
二件目は空いていたが、ワンコも店員さんもやる気なし。
三件目は、店員さんが勧めてくれてくれてチワワの女の子を抱っこさせてくれたが、こちらへの態度が普通。
他に男の子のチワワでますます条件から遠くなるが、こちらをじっと見つめる子がいて、抱っこさせてもらうと、こちらを気に入った様子で、気持ちよさそうに抱っこされてぺろぺろ舐めて確かめている。
ちょっと顎ががしゃくれていているようだが、そこがまたかわいい。なによりこちらと相性が良さそうなのが良い。
しかし、まだリストアップしている店が5件あるので、他にもっと相性がいい子がいるかもしれない。
次の街中の専門店は良い子がいない。
その次の専門店は、女の子のマルチーズで条件的には合っているが、ずっと寝ていてガラスにぼろ雑巾のようにへばりついていて、顔も良く見えないのがいた。
これじゃしょうがないと思い店員さんも他の接客で忙しいく、まだまだ残りの店があるので次に行こうと思うも、なおしばらく見ていたら奥から出てきた店員さんが、ご覧になりますかと聞いてくれた。
この子は良い子なのに、なぜか気に入ってもらえる人が出ないので、もうすぐ遠くの系列店に行ってしまうとのことで、できれば見てもらいたそうだったので、どんなワンコでも見るのは好きなので見せてもらった。

起こされてねむそうにしていた、その子が目が覚めて来ると、こちらの顔をじっと見てから盛んに舐めまわしスリスリしてくる。
甘噛も確認するかのように優しい。
カミさんにも同じようにするが、すぐこちらに来たがる。
う、何て相性が良いんだ、まるでくうのときのようだ。


もうこれ以上探す気が亡くなったが、カミさんもこの子に決めて良いという。

この子が他の人と合わなかったなんて信じられないが、相性なんでしょう。
考えてみると、この子はミルに似ている。白い毛を染めたらまるでミルたんだ。

くうが、ミルと一緒になって、会わせてくれたようなものかも知れない。

名前はお店での源氏名で「マル」というのがミルと近くて良いと思ったが、カミさんが却下。
「ムル」「メル」「モル」などもミルと近くて良いと思うのだが、これも却下。
ついついミルと間違えて呼んでしまうので、できるだけミルに近い名前という事で「まりん」


このちょっととぼけた表情は間違いなくミルのものだ。
ついけ耳で大きくして、茶色に染めてやろうかしらんとついつい思ってしまう。

うちの場合、ケージは、くうが来た時に、危ない場所に行かないようにのためと、ミルたちが生まれた時には、ほとんどくうの避難所と化していて、赤ちゃんワンコをケージに閉じ込めるという発想は無かった。

子ワンコは一日のほとんどを寝ているはずなのに、余り寝ないのでお店に相談したら、家に着いて一週間はケージに入れておかないと、楽しくて動き回りすぎても、披露するということがわからなくて、急にばたっと倒れてしまいかねないということを教えてもらって遅ればせながらケージの中へ。
やや、不満顔だけど、確実に睡眠時間は増えた。
危ないところだった ^^;